ダイビングインストラクター宮田氏の5枚


無人島に持っていくために、CDを5枚選ぶ・・・う〜ん難しい!
いっその事、Mr.BEENを5枚なんて考えたりもしましたが、それでは、高等遊民失格ですね!
それでも、悩んだ挙げ句、好きなアーティストのベストアルバムを選んでしまった僕にはこだわりが欠如していますかねぇ・・。
僕の場合、曲の音楽的要素というよりも、その曲にまつわるイメージ、簡単に言えば、その曲を聞いた時、どんな場面を思い出すか・・・
これに尽きます。
例えば、カーペンターズは、中学生の時の彼女と一緒に歩いた通学路や街の色彩、空気の匂い・・それらを昨日のことの様に思い出させてくれます。
あれから、もう23年も経ってしまったけれど・・。あぁ・・。
そして、無人島・・そこは、やはり孤独の世界・・。
山猫と同じく、自らの心の深淵に目を向けつつ、自己との対話の中で生きて行く事になるのでしょう・・。
しかし、愛は・・愛は・・やはり求め、与えたい・・。現在から未来へ孤独の中で生きる事を強いられるならば、せめて思い出の中で生きる人々を共に感じていたいじゃぁ、あ〜りませんか。
そんなノスタルジーも含めて選んで見ました・・僕のチョイス5枚です。


1.DREAM THEATRE / IMAGES AND WORDS(1992)


何たって、DREAM THEATREの中では、これが最高でしょう。
と言うよりも、これしか売れていないと言う噂もあります。(うまかろ池谷談)
バークレー音楽学院時代のメンバーで構成された、非常に音楽性の高い、完成されたバンドです。
ドラムのMIKE PORTNOYのパワフルで且つ、繊細な縦割りでない、複雑なリズム。ベースのJOHN MYUNGの多弦ベースによるメロディアスなライン・・流石元バイオリニスト。
何たって、ギターはJOHN PETRUCCIだ!(極めつけ)ボーカルのJAMES LABRIEの突き抜ける高音も思わず、胸が締め付けられます。
このCDは、僕に子供が出来た時、妻の実家に向かう機内やJR中央線の中でずーっと聴いていたものでした。特に2曲目に収録されている、「ANOTHERDAY」は、それまでの自分との、ある意味での決別を促した曲です。
昨日はもう過去。これからは違う日が始まる・・そんな、親父のセンチメンタルに触れたCDでした。でも、それももう過去か・・。

2.VAN HALEN / BEST OF VAN HALENVOL.1(1978〜1996)


再三のメンバーチェンジを繰り返しながらも、EDWARD と ALEX VANHALENの兄弟によって、息の長い活動を継続している彼等・・。
言うまでもなく、アメリカン・ロック界の大御所です。
でも、忘れてはいけないのが、ベースのMICHAELANTHONYの存在でしょう。
DAVID LEE ROTH、SAMMY HAGERら、看板スターの参加、脱退の影で結成当時から、べーシストとしてリズムセッションを支えて来ました。
プレイに派手さはありませんが、ステージでJACKDANIELをラッパ飲みする、パフォーマンスには度肝を抜かれます。
VAN HALENは、大学生時代から社会人になった今に至るまで、僕の元気の源になっています。
通学や彼女とのドライブ、会社の車に持ち込んだり・・色々な場面で聴いていたのを思い出します。
特に詩の内容にグッと来るような、曲は見当たりませんが、元気、元気、これだけで充分。
無人島で昼間の農作業の傍らで流すには最高ではないかと思い選びました。


3.JACKSON BROWNE / RUNNING ONEMPTY(1977)


その昔、EAGLESのギターを担当し、「TAKE ITEASY」などと軽快に歌っていた彼も脱退後は、妻の自殺、コカイン中毒に見舞われ、結構悲惨な人生を送ったようです!
最近、リリースされたCDのタイトルが、「I’M STILLALIVE」なんですから、ちょっとがっかりです。買ってから1度しか聴いていません。
本来、ピアニストとして、ソロアルバムでは弾き語りの名曲を生み出しています。
中でもお気に入りが、「STAY」ですが、いつ聴いても泣けて来る良い曲です!
僕にとって、JACKSON BROWNEは、孤独な時間のパートナーでした!
先のVAN HALENが、正のパワーの源であるのに対して、彼は僕に負のパワーを与えてくれました。叶わぬ思いに打ちひしがれる時、挫折感に打ちのめされた時・・安い酒と彼の曲は常に共に有りました。たぶんこれからも、彼はその少しかすれた声で僕に歌いかけるでしょう!
夜の闇と心の影にそっと灯かりをともしながら・・。
無人島の夜には、この1枚・・。

4.THIN LIZZY / THE VERY BEST OF THINLIZZY (1976〜1985)



今は亡き、PHILIP PARRISLYNOTT率いる、UKのビッグバンド、THIN LIZZY。
IRISHとBRASILIANの混血で、個性的なキャラクターのフィルは、いつでも強引にマイウェイのわがまま者・・。
何度もバンド解散・再結成を繰り返した末に、THIN LIZZYを結成。
ごっつい存在感のある風貌に相応しい、迫力有るボーカル、そして、黒いフェンダーのプレべからかき鳴らされるラインは、シンプルながらも厚みのあるサウンドを生み出しています。
高校生の頃からのファンで、海賊版LPを大阪や三ノ宮で物色していたものです。
そうした、青春時代の思い出の底辺に流れる彼等の曲のヒット曲を網羅したこの1枚も絶対に持っていくぞ!

5.AERO SMITH / BIG ONES (1995)



もう何も言うことはない・・アメリカン・ロックの超スーパーバンドですよね。
活動歴は、もう20年以上じゃないのかな・・と思います。超メジャー過ぎて、昔はそれほど好きではなかったのですが、10年程前から好きになりました。
(それ自体、ひと昔じゃないかって?・・まあな・・。)
よくミック・ジャガーと比較される、ボーカルのSTEVEN TYLERですが、SEXY度と口のデカさと歌のうまさでは、全然楽勝ですな。身長では負けてるかも・・。
ギターのJOEPERRYは、これまたルックスもいいし、クールなギタープレイが格好いいんです。そして、やっぱりTOM HAMILTONのベース・・。
技巧に走らず、地味ながらも美しくも、その渋いベースラインには、感動を抑え切れません。
僕のJDC談話室でのHNも彼から頂きました。僕の心の師匠です。
さて、このAERO SMITHですが、エアロ・スミスと読みます。
しかし、通はアエロ・スミスと発音します。自然派志向の人達は、アロエ・スミスと呼びます。一つ勉強になりましたね?
詩に泣かせるものが多く、VISUAL系でも売れた、「AMAZING」「CRYIN’」「CRAZY」などが特に好きです!
前作のアルバム、PERMANENT VACATIONにも収録されている、「ANGEL」ですが、これは、結婚前に妻に捧げた曲でして、当時の彼女のテーマソングに決めたものでした。
(僕が勝手に決めたのですが・・アホらしいでしょ?)
そして、あれから10年・・。思い出・・それはいつも心の中にあるもの・・。
たまにこの曲をかけると、「あ!私のテーマソングね!」と今でも言う妻よ・・。
忘却とは忘れ去ることなり・・と言う言葉を知らんのか?
むしろ、望んで無人島に渡りたい・・今日この頃でもあります。

と、言う事で、身勝手な思い出と共にお送りするCD5枚でした。
ちょっと、そこで呆れているあなた!どうせ、同じ世代でしょ?
未だ燃え尽きぬ青春と大いなる夢の狭間で揺れる男心が判る歳でしょ?
そう、孤独を背中に人生の闇をきりりと睨みつけ、凛と胸を張り、あごを上げるのさ。
無人島?それは、いつだって心の中に存在するものなんですだよね・・。
しっかり生きようぜ!AMIGO!

狼王ロボ(宮田朗太)より


伊藤の感想

やっぱり、5枚選ぶとさすがにその人なりが見えてきますね。宮田さんはすべてロックアルバム。で、ちょっと独特な人々。なかなか一筋では行かないミュージシャンたちのようであります。ドリームシアターが一番目とはちょっと予想外でしたが。ジャクソンブラウンってどうも薬でぼろぼろってイメージが強いですよね。でも、かっこいいです。最近はよく知りませんが、昔、薬やってた人ってクラプトンにしても立派に更正しちゃって善良なおじさんになってますね。どうも昔とイメージが違うんだよなあ。ジャクソンブラウンもそうなのでしょうか?