なんだか日本は「だんご三兄弟」とかいう曲の大ヒットで、だんご屋が大繁盛とか。
ある団子屋さんたち3人が、この空前のヒットでお互いに自分の店の自慢をしています。
「いやあ、うちのだんご、ものすごく評判でさあ、もう来週使う原料の上新粉までさっき買ってきたぐらい、売れに売れてるんだよ」とA氏。
するとB氏が
「なにいってんの。うちなんて売れまくっちゃって、ほんと心配になって今月使う上新粉と来月使う上新粉まですべて買ってきたもの。でももしかすると、売れすぎて上新粉が2ヶ月もたねえかもな」と大自慢。
それを聞いていたC氏が鼻先で笑って言いました。
「君たちそれじゃあ、まだまだだよ。うちなんてあまり売れすぎて心配なものだから、2ヶ月後に転職するため、さっき求人雑誌買ってきたんだ」
ある新婚の夫婦が二人でシャトーラトゥール1975年という素晴らしいヴィンテージワインを飲んでいた。
「これは君が生まれた年のヴィンテージワインだ。実に君のようで素晴らしい。そう、なんと言うか、品があって、良い香りがして、それにまだまだ熟成する余地がある」
「まあ、そんなに言っていただいて、はずかしいわ。でも、それならこれから毎日、あなたヴィンテージワインが飲めるって訳ね」
「そうだ、しかも、もっともっと素晴らしい味になっていくのをいつも楽しめるのさ」
「でも、そんな素晴らしいワインでもいつも飲んでいたら、飽きてしまうのではないかしら」
すると男は言った。
「そんなことはない。けれどその為に年に数回ボジョレーヌーボーを飲む必要があるのさ」
作 伊藤 哲
03/22/99 22:59:39更新